レンタカーでも入れる1日保険はある?わナンバーには必要ない理由を解説
「レンタカーでも入れる1日保険ってあるの?」
「レンタカーで保険って必要?」
レンタカーをはじめて借りるとき、保険が必要なのか悩んでいる方はいませんか?レンタカーでも入れる1日保険があれば便利だと思いますよね。
ただ、基本的にレンタカーに保険は必要ありません。そもそも1日でも入れる保険は、レンタカーが対象外です。レンタカーはすでに保険に加入しており、ある程度の補償内容は確保されています。そこで当記事では、1日保険はどういったときに使うのか?保険には追加で加入したほうがいいのか?を解説します。
レンタカーの保険だけでは不十分な場合がありますが、追加で加入しておくと安心してドライブできるでしょう。
【対象外】レンタカーに1日保険はいらない
レンタカーの車は1日保険の対象外なので、加入しても適用できません。ただ、カーシェアリングサービスで「わ」「れ」以外のナンバーを借りる場合は適用できることもあります。1日保険が対象の場合、対象外の場合をそれぞれ解説していきます。
- 1日保険が対象の場合
- 1日保険が対象外の場合
違いを理解し、適用できない保険に加入しないようにしましょう。
1日保険が対象の場合
1日保険が対象となるケースは以下の通りです。
- 個人所有の車を貸し借りする
- 法人名義ではない車を貸し出すカーシェアリング
1日保険が利用できるのは個人所有の車を運転するときだけです。法人所有の車は1日保険の対象外とされ、加入すらできないこともあります。ただ、一定の条件下で法人所有の車でも対象としている保険会社もあります。
1日保険が対象になる車のナンバープレートは「3〇〇」「5〇〇」「7〇〇」の車両のみです。また、個人名義で自分の車を貸し出せるサービスも普及しており、このようなサービスは1日保険の対象となっています。
1日保険は個人名義のみ適用可能なので、法人名義のレンタカーは対象になりません。
1日保険対象外の場合
1日保険が対象外のケースは以下の通りです。
- 法人が所有するレンタカーやカーシェアリング
- 本人名義の車
- 配偶者が所有している車
- 一部の高級スポーツカー
本人や配偶者名義の車は対象外な点には注意が必要です。放置していた車を動かすために、1日保険をかけようとしても申し込みができません。配偶者名義も同様です。
また、一部の高級スポーツカーは対象外となっており、友人の高級車を運転する際でも保険は適用できないようになっています。
一日保険は個人名義の車を借りるときに利用する
1日保険は個人名義の車を借りるときに利用しましょう。具体的には以下のようなケースが考えられます。
- 親の車を借りる
- 友人の車を借りる
- 1台の車を数人で運転する
- 個人が貸し出すカーシェアリング
親の車をたまにしか借りない方は、1日保険のほうが保険料が安いケースがあります。保険には年齢制限があり、年齢が上がるほど保険料が安くなる傾向があります。そのため、子の年齢に合わせて保険に加入すると、1年間の保険料が割高になるでしょう。
1日保険を利用すれば、車を使用するときだけ加入すればいいので、保険料を抑えられます。また、友人の車を借りる際も同様で、万が一のときに保険を使うと来年から友人の保険料が上がってしまいます。
1日保険は「車にあまり乗らない方が個人から車を借りるときに利用する」と覚えておきましょう。
レンタカー会社の保険について
レンタカー会社の付帯している保険は、最低の補償内容になっていることがあります。そういったときは、追加で保険加入を検討しましょう。その際に、確認するべき項目は以下の通りです。
- 保険の補償内容
- ロードサービスがあるか
レンタカー会社によって保険内容は異なります。貸渡約款を確認し、補償内容を理解した上で内容が手薄いと感じれば追加で加入しましょう。
保険の補償内容
レンタカーの保険に含まれている補償内容は以下の通りです。
補償内容 | |
対人補償 | 相手のケガや後遺障害による損害賠償を補償 |
対物補償 | 物を壊して発生した損害賠償を補償 |
車両補償 | 事故により車両が損傷したときの補償 |
人身傷害補償 | レンタカーに乗っている方のケガや後遺障害を補償 |
個人で加入する任意保険は、対人・対物無制限が多い傾向にあります。一方、レンタカーは運輸支局の取り決めで補償内容の最低基準が、国土交通省により決められています。補償内容の最低基準は、以下の通りです。
“貸渡自動車は、事故を起こした場合に備えて、十分な補償を行いうる次に定める自動車保険に加入するものであること。
ア 対人保険 1人当り 8,000万円以上
イ 対物保険 1件当り 200万円以上
ウ 搭乗者保険(搭乗者が補償対象となる人身傷害保険も含む。)搭乗者1人当り 500万円以上”
引用:国土交通省
上記の最低基準だと、もしものときに不安が残る内容です。理想の補償内容は、対人・対物無制限、人身傷害保険3,000万円が付帯した保険です。もし、レンタカーの保険が上記の最低基準だった場合、ドライバー保険か他車運転特約を利用しましょう。
ロードサービスがあるか
レンタカー会社によっては、ロードサービスを提供している場合があります。適用されるのは以下のようなケースです。
- 事故を起こしたとき
- バッテリーが上がったとき
- ガス欠
- タイヤのパンク
など
ロードサービスは、上記のように車両が動かなくなったときに適用されるのが一般的です。ロードサービスの有無や補償内容は、レンタカー会社によって異なるので契約時に確認しておきましょう。
レンタカーの保障内容が手薄い場合は追加で加入
レンタカーの補償内容が手薄いと感じれば、追加で保険に加入しましょう。追加で加入できる保険には以下の種類があります。
- ノンオペレーションチャージ(NOC)
- 他車運転特約
- ドライバー保険
NOCは補償内容が少し違いますが、加入必須です。詳しく解説します。
ノンオペレーションチャージ(NOC)
ノンオペレーションチャージ(NOC)とは、レンタルした車が修理や故障で利用できなくなるときに発生する、営業保証料のことです。
レンタカー会社は車に傷ついたり修理が必要になったりすると、レンタカーが本来稼働できた時間に稼働できなくなる期間が発生します。その期間分の営業保証料として負担するのがNOCです。
NOCはレンタカー会社が加入している自動車保険とは異なるので、免責金額とは別で請求されます。また、シートの異常な汚れや禁煙車なのに喫煙した場合も清掃作業が発生するため、NOCの対象となります。
そこで、レンタカー会社が独自に展開しているNOC補償に加入するのがおすすめです。仮にレンタカーが修理になったとしても、NOC補償に加入していれば支払いが補償されます。
リゾートレンタカーAQUAでも「AQUAワイド補償」というNOC補償をオプションとして用意しています。安心してドライブしたい方は、沖縄旅行の際にぜひ当社をご利用ください。
他車運転特約
他車運転特約とは、他の車を運転中に起こした事故に対して自分の自動車保険を利用し、補償を受けられる制度です。他車運転特約はレンタカーでも利用できるため、レンタカー会社の保障内容が手薄な場合、自分の保険内容が適用できます。
そのため、自分の車を所有しており、他車運転特約が付帯された保険であれば基本的に保証されます。
ただ、以下のようなケースは他車運転特約を利用できません。
- 駐停車中など、運転しているとき以外
- 自動車を取り扱う業務を代行している
- 車所有者の許可を得ていない
- 危険運転
補償内容は加入している保険と同じになるため、車両保険に加入していなければ車両の保証は受けられません。また、他車運転特約を利用すると等級が下がり、来年からの保険金が上がるので注意しましょう。
ドライバー保険
ドライバー保険は、車を所有していない方が加入できる保険です。一般的な自動車保険は車に保険がかけられていますが、ドライバー保険は人に対して紐づけられています。
そのため、ドライバー保険に加入していれば親や友人の車はもちろん、レンタカーで交通事故を起こしても補償の対象となります。保険期間は1年単位となるため「車を所有していないが運転する機会が多い」方は加入しておきたい保険です。
ただ、ドライバー保険には車両保険を付帯できないので、車を損傷させたときの補償はレンタカー会社の自動車保険で備えましょう。
レンタカーで保険が必要か判断する3つの基準
レンタカーの保険について解説しましたが「本当に追加で保険に加入したほうがいいの?」「運転は少しだけだし事故はしないだろう」と考えている方はいませんか?
そこでレンタカーを利用する際、追加で保険が必要か判断する3つの基準を紹介します。
- 初心者・ペーパードライバー
- 長距離運転する
- 所有する車と明らかにサイズが違う
上記のどれかに当てはまる方は、少なからず事故を起こすリスクがあるといえるので、追加で保険に加入しておきましょう。
初心者・ペーパードライバー
初心者・ペーパードライバーの方はレンタカーを利用する際、追加で保険に加入しておくのがおすすめです。知らない道で乗り慣れていない車を運転するのは非常にリスクが高く、交通事故や物損が発生しやすい状況だといえるからです。
たとえば、免許を取得してから3年間運転していない方が、大型ミニバンを運転すると怖いと感じませんか?運転する方はもちろん、乗る方も少し不安に感じるかもしれません。
初心者・ペーパードライバーの方は運転に不慣れなため、万が一に備えて追加で保険に加入しておくと不安なくドライブができるでしょう。
長距離運転する
レンタカーで長距離を運転する予定の方は、追加で保険に加入しておきましょう。走行距離が長くなればなるほど、事故の発生確率が上がるためです。
レンタカーで100km走行するのと500km走行するのでは、500kmのほうがさまざまな道路を通るため、事故の確率が高いといえます。さらに運転手が1人だと疲労も蓄積するため、交通事故のリスクは上がります。
そのため、事前に長距離走行するのがわかっている場合は、追加で保険に加入しておくのがおすすめです。
所有する車と明らかにサイズが違う
普段使用している車とサイズ感が異なる場合、追加で保険に加入しておくと安心です。車のサイズが違うと、運転の仕方や死角が異なるため、運転に慣れている方でも物損事故が多くなる傾向にあります。
たとえば、普段軽自動車に乗っている方が大型のミニバンに乗ると、サイズ感がまったく違うため狭い道でのすれ違いがうまくできないときがあります。
そのため、所有する車とレンタカーが明らかにサイズ感が違う場合は、追加で保険に加入しておくと安心でしょう。
レンタカーの保険に関するよくある質問
レンタカーの保険に関するよくある質問を紹介します。
- 運転手が複数いる場合は?
- 1日保険を利用する場合はいつ加入すればいい?
- ドアパンチされた場合はどうなる?
事前によくある質問を理解しておけば、いざというときに焦らず対処できるでしょう。
運転手が複数人いる場合は?
運転手が複数人いる場合は、事前にレンタカー会社に申告しておきましょう。借受人が保険に加入していれば、他の運転手も補償の対象となります。
そのため、複数人で1台のレンタカーを運転する場合は虚偽の申告をせず、きちんと報告しましょう。
1日保険を利用する場合はいつ加入すればいい?
1日保険は、当日や運転する1時間前でも加入できます。ただ、事前に利用日がわかっている場合は、できる限り早めに加入しておきましょう。初めて利用する場合、手続きに時間がかかったり希望のプランに加入できなかったりします。
申込は、運転者本人でないとできません。また、運転免許証が必要になるので、手元に用意しておくと手続きがスムーズです。
ドアパンチされた場合はどうなる?
ドアパンチされた場合は警察に連絡して事故証明を発行しましょう。加害者がわからない場合でも事故証明を発行しておかないと、公的対処ができません。
事故証明は保険を利用する際に必ず必要なので、ドアパンチにかかわらず軽微な事故でも発行してください。
レンタカーに1日保険はいらない
レンタカーを利用する際、コンビニで加入できる1日保険は適用できません。1日保険が適用できるケースとできないケースは以下の通りです。
1日保険が対象 | 1日保険が対象外 |
個人所有の車を貸し借りする
法人名義ではない車を貸し出すカーシェアリング |
法人が所有するレンタカーやカーシェアリング
本人名義の車 配偶者が所有している車 一部の高級スポーツカー |
1日保険は、個人名義の車を利用する際にしか利用できません。そのため、レンタカー利用時に1日保険は不必要です。
ただ、レンタカー会社の保険のみだと補償内容が手薄い場合があるので、運転に慣れていない方や長距離運転する方は追加で保険に加入するのがおすすめです。
リゾートレンタカーAQUAの保険は以下の通りです。
- 対人補償:1名につき無制限
- 対物補償:1事故につき無制限(免責金額10万円)
- 人身傷害補償:1名につき3,000万円
上記のように十分な補償内容となっているので、追加で保険に加入する必要はありません。また「AQUAワイド補償」もオプションとして用意しており、加入すればNOC負担がなくなります。
沖縄旅行の際は、保険内容が手厚いリゾートレンタカーAQUAをぜひご利用ください。