コラム

レンタカーでドアパンチしたときの保険は?修理代や身に覚えのない傷の対処法を紹介

レンタカー ドアパンチ

レンタカーでドアパンチしてしまい、修理代や保険が不安な方はいませんか?慎重に運転していてもちょっとした不注意で発生するドアパンチは、やるせない気持ちになりますよね。

 

レンタカーでドアパンチが発生した場合、警察とレンタカー会社に連絡しましょう。事故の手続きをしないと保険が適用できません。また、ドアパンチをしたのかされたのかで対応が異なります。

 

そこで当記事では、ドアパンチが発生した場合の対処法や保険を利用する際の注意点を紹介します。ドアパンチにかかわらず、事故が起きた際は適切に対処し、保険が適用できるようにしましょう。

 

リゾートレンタカーAQUAではNOC(ノンオペレーションチャージ)の負担がなくなる「AQUAワイド保証」があります。沖縄旅行の際は、ぜひご利用ください。

 

リゾートレンタカーAQUA

レンタカーに傷をつけてしまった場合の修理代と対処法

修理代

レンタカーに傷が発生した場合の対処法を場面別に紹介します。

 

  • レンタカーでドアパンチしてしまった
  • レンタカーでドアパンチされた
  • 身に覚えのない傷

 

ドアの修理代は傷の大きさによって異なりますが、約1,000円〜10万円以上と幅が広い傾向にあります。また、事故が発生した場面で対処法が変わります。それぞれ理解し、適切に対処しましょう。

レンタカーでドアパンチしてしまった

レンタカーでドアパンチをしてしまった場合、対処の順番は以下の通りです。

 

  • 警察に連絡
  • 相手の運転手に来てもらう
  • 事故証明の作成
  • レンタカー会社へ連絡

 

まずは警察に連絡し、事故証明を必ず発行してもらいましょう。事故証明がないと保険が利用できません。保険適応されないと修理代を全額負担することになります。

 

たとえば、ドアが強風に煽られて勢いよくドアパンチしてしまい、相手方に大きな凹みができたとします。ドアの修理ができず交換になると修理代に10万円以上かかるケースもあり、大きな負担となってしまうでしょう。その際、事故証明を発行していないと保険が適用されません。

 

保険適用するためにも事故証明は必ず発行しましょう。また、補償内容はレンタカー会社によって異なるので、連絡時か返却の際に説明してくれます。

レンタカーでドアパンチされた

レンタカーでドアパンチされた場合、加害者を見つけないといけません。加害者がわからないと対処できないため、泣き寝入りするしかないからです。

 

もしショッピングモールや商業施設でドアパンチされたなら、管理会社や店員に尋ねて監視カメラを調べてもらいましょう。ドラレコがついているなら証拠が残っているかもしれません。念の為、ドライブレコーダーも確認してみてください。

 

また、加害者が特定できていなくても、警察・レンタカー会社への連絡はしましょう。事故証明を発行していないと加害者が見つかっても連絡はきません。保険会社への連絡は、レンタカー会社の指示に従います。

 

ドアパンチしてもされても、事故証明は必ず発行してください。

身に覚えのない傷

身に覚えのない傷を見つけた場合、その場でレンタカー会社に連絡しましょう。貸出前の傷の点検表で事前についていた傷なのか、確認してもらえることがあるからです。

 

傷の確認が取れなかった場合、警察を呼んで事故証明を発行してください。気づかないふりをして返却し、弁償の対象になると修理代を請求されてしまいます。レンタカーの保険は事故証明がないと使えないので、面倒に感じても発行しておきましょう。

 

また「身の覚えのない傷の修理代を請求された」という相談が国民生活センターに寄せられています。身に覚えのない傷はトラブルになりやすいため、貸出前にレンタカー会社のスタッフと一緒に車の状態を確認しておくのがおすすめです。

ドアパンチはレンタカーの保険が適用される

レンタカーを利用する際に支払う料金の中には、自動車保険も含まれています。レンタカー会社は自動車保険への加入が義務付けられており、自分で加入しなくても無保険で運転することにはなりません

 

レンタカー会社によって補償内容は異なりますが、国土交通省により最低基準が決められています

 

“貸渡自動車は、事故を起こした場合に備えて、十分な補償を行いうる次に定める自動車保険に加入するものであること。

 

ア 対人保険 1人当り 8,000万円以上

イ 対物保険 1件当り 200万円以上

ウ 搭乗者保険(搭乗者が補償対象となる人身傷害保険も含む。)搭乗者1人当り 500万円以上”

 

引用:国土交通省

 

ドアパンチの修理代は保険が適応できるため、高額な請求はほとんどありません。ただ、レンタカー会社によっては免責金額が設定されているので、修理代によっては5万円ほど負担する可能性はあります。

 

免責金額とは、損害が発生した場合に自己負担額が決められている金額のことです。修理代が20万円・免責金額が5万円だった場合、自己負担額は5万円・保険会社が15万円負担するようになります。

 

ドアパンチでできるような小さいキズでも保険は適用できますが、免責金額の負担は発生するでしょう。

レンタカーの保険を利用する際の注意点

レンタカーの保険を利用する際の注意点は以下の通りです。

 

  • 運転手以外の事故は対象外
  • レンタカーの使用期間を超えている
  • 事故証明がない
  • ノンオぺレーションチャージ(NOC)がかかる

 

レンタカーの保険は、条件を満たしていないと利用できない場合があります。万が一のときに保険が使えるように、注意点を理解しておきましょう。

運転者以外の事故は対象外

転者として申告した方以外が運転して起こした事故には、保険が適用できません。貸渡約款では、承諾された運転手以外は運転させてはいけないことになっているからです。

 

そのため、レンタカーで長距離移動する場合や運転に不慣れな方ばかりの場合は、運転手の申請を多めにしておきましょう。

 

基本的に保険適用できるのは、運転手として申告した方のみです。そのため、運転手として申告していなかった方が運転して事故を起こした場合、保険は適用できません。

レンタカーの使用期間を超えている

レンタカーは事前に使用期間を決めて契約を結びます。無断で使用期間を延長していると契約違反にあたり、保険も適用されません。

 

返却時間が迫り気持ちに焦りがでると、事故のリスクが上がります。そのため、返却時間には余裕を持って行動するのが大切です。

 

もし、返却時間に遅れそうな場合は、事前に連絡しましょう。数分単位であれば、返却時間を過ぎても許してくれるかもしれません。

事故証明がない

事故証明がないと保険が適用できません。レンタカーの保険を利用するには、警察とレンタカー会社への連絡が前提条件となっています。

 

事故証明は、交通事故が起きたことを公的に証明する書類です。レンタカー利用時だけでなく、任意保険・自賠責保険を利用する際には必ず必要になります。事故証明がないと、損害賠償の手続きを進められないため、賠償金が支払われなくなります。

 

そのため、小さな事故でも必ず警察に連絡して、事故証明を発行してもらいましょう。

ノンオペレーションチャージ(NOC)がかかる

ノンオペレーションチャージ(NOC)とは、レンタルした車が修理や故障で利用できなくなるときに発生する営業保証料のことです。

 

傷ついたり修理が必要になったりすると、レンタカーが本来稼働できた時間に稼働できなくなる期間が発生します。レンタカーに修理が必要になった場合、その期間分の営業保証料として負担するのがNOCです。

 

NOCはレンタカー会社が加入している自動車保険とは違うので、免責金額とは別で請求されます。また、シートの異常な汚れや禁煙車なのに喫煙した場合も、NOCの対象となります。

NOC補償に加入すれば負担がなくなる

レンタカー会社によってはNOC補償をオプションとして用意しているところもあり、加入すればNOCの負担はなくなります。

 

NOCの負担金は、車両の状態やレンタカー会社によって異なります。リゾートレンタカーAQUAの場合、NOCの負担金は以下の通りです。

 

  • 車両が動く状態:10万円
  • 自走できない場合:15万円

 

当社では「AQUAワイド補償」をオプションとして用意しており、2,200円/日〜加入できます。当社のような補償に加入すれば万が一の場合でも追加の支払いは発生しないので、できる限り加入するのがおすすめです。

 

関連記事:レンタカーにNOC補償は必要?免責補償制度とNOC補償制度の違いについて解説

レンタカー利用時にドアパンチを防ぐ方法

レンタカー利用時にドアパンチを防ぐ方法を紹介します。

 

  • 広い駐車場に停める
  • 風向きを考慮する
  • 地面が斜めのところには駐車しない

 

レンタカーだけでなく普段利用している車でも実践できるので、日頃から意識しておくのがおすすめです。

広い駐車場に停める

広い駐車場に停めればドアパンチのリスクを減らせるでしょう。隣に車がなければドアパンチされることもすることもありません。

 

駐車場が狭い場合でも、店の出入り口から遠い位置だと空いている可能性があります。左右に車がいなければドアパンチのリスクはないので、できる限り広い場所を探しましょう。

 

広い駐車場は、運転に自信がない方にもおすすめです。

風向きを考慮する

風が強い日はドアの開閉に気をつけましょう。風に煽られてドアが勢いよく開いてしまい、ドアパンチすることがあります。風が強い日は、車の前方が風上になるように停めるとドアが勢いよく開くのを抑えられるでしょう。

 

また、JAFが強風時のドア開けのテストをしていました。テスト結果によると、風速40m/sだとドアを抑えられず、ドアパンチしてしまいます。風速40m/sのときにできる傷はかなり大きく、一目でわかるほど目立つ凹みがついています。

 

強風時は成人男性でも普通に開けるとドアパンチしてしまうので、ドアを手で押さえながら降りるのがおすすめです。

地面が斜めのところには駐車しない

地面が斜めの駐車場に停めると、重力によりドアが勢いよく開いてしまい、ドアパンチする可能性があります。車のドアは想像以上に重いので、少しの傾斜でも勢いよく開くことがあります

 

地面が斜めの場所には駐車しないようにし、別の場所を探すのがおすすめです。

レンタカーでドアパンチが起きたときによくある質問

ドアパンチが起きたときによくある質問は以下の通りです。

 

  • レンタカー利用時に自分の保険は使える?
  • レンタカーで当て逃げされた!対処法は?
  • レンタカーの傷の許容範囲は?

 

普段使用している車ならまだしも、レンタカーとなると手続きが難しくなりませんか?事前に対処法を把握しておき、いざというときに焦らないようにしましょう。

レンタカー利用時に自分の保険は使える?

レンタカー利用時に事故が起きてしまった場合、自分の任意保険が「他車運転特約」に加入していれば、自分の保険が使えます。他車運転特約は、他人の車を運転しているときに起きた事故を補償対象とする特約のことです。

 

レンタカーの保険は補償内容が十分でないことがあるため、万が一に備えて自分の保険に他車運転特約が付帯しているか確認しましょう。

レンタカーで当て逃げされた!対処法は?

レンタカーで当て逃げされた際は、以下の手順で対処しましょう。

 

  • 警察に連絡
  • レンタカー会社に連絡
  • 警察に事故証明を発行してもらう

 

当て逃げされた場合は上記の対処しかできないため、最低限、事故証明の発行とレンタカー会社への連絡はしておくのがおすすめです。その後は、保険会社かレンタカー会社の指示に従うことになります。

レンタカーの傷の許容範囲は?

レンタカーの傷の許容範囲はレンタカー会社によって異なります。軽微な傷なら許してくれるところもあれば、小さなキズでも弁償が必要な場合もあります。

 

小さな傷だから大丈夫だろう」「バレなければいい」と考えるのはおすすめしません。正直に申告することで許してもらえる可能性もありますし、正しい手続きを踏めば保険が適用できることもあるでしょう。

 

自分がつけた傷だとわかっているなら、正直に申告するのがおすすめです。

ドアパンチが起きたら事故証明を発行しよう

レンタカー利用時にドアパンチが起きたら、事故証明を発行するために警察へ連絡しましょう。その後、レンタカー会社に連絡して、指示を待ちます。

 

ドアパンチをした場合・された場合も同様に事故証明が必要です。事故証明は保険を利用する際に必要になるので、必ず発行しましょう。また、以下のような場合は保険が利用できません。

 

  • 運転手以外の事故
  • レンタカーの使用期間を超えている
  • 事故証明がない

 

貸渡約款を事前に確認し、運転手の申請人数を多くしたりレンタカーの返却時間に間に合うように余裕をもった計画を立てたりしましょう。

 

リゾートレンタカーAQUAでは、NOCの負担がなくなる「AQUAワイド補償」をオプションとして用意しています。運転が不安な方や万が一に備えたい方は、沖縄旅行の際にぜひ当社をご利用ください。

 

リゾートレンタカーAQUA