コラム

【保存版】沖縄9月の海クラゲ事情&ピーク時期・対策を表付きで解説

沖縄 クラゲ

「9月の沖縄旅行で海に入りたい」

「沖縄の海って9月はクラゲの時期なの?」

「もし刺された場合はどうしたらいい?」

 

9月に沖縄旅行へ行く方は、上記のように悩んでいませんか?沖縄の8月中旬〜9月の海は透明度が高く泳ぎやすい一方、海水温が28〜30度と高く、クラゲの成長や繁殖に最適な時期です。実際に8月〜9月の沖縄は毎年クラゲに刺される被害が発生しています。

 

この記事では、クラゲの種類やピーク時期を表でまとめ、対策や応急処置まで徹底解説します。クラゲの知識を身につけておけば、9月の沖縄の海でも安全に楽しめるようになるでしょう。

 

リゾートレンタカーAQUAではコラム以外にもインスタグラムで沖縄の穴場スポットや観光地を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

沖縄でクラゲが多いのは8月中旬〜9月

沖縄 海

沖縄のクラゲ発生ピークは8月中旬から9月に集中しています。海水温が28〜30度と高く、クラゲの成長や繁殖に適した温度になるためです。また、クラゲの餌となるプランクトンが増え、大量発生する可能性もあります。

 

地元ビーチでは、クラゲの季節になると毎朝の遊泳前パトロールでクラゲの浮遊が確認され、安全柵の設置や遊泳禁止のアナウンスが行われるケースが多くなります。

 

沖縄の海に訪れる際は、8月末から9月までとくにクラゲに注意を払って準備を整えましょう。

沖縄9月のクラゲ事情:種類&発生ピーク

沖縄 クラゲ

9月に沖縄に行く際は、海で見られる主なクラゲの種類と、そのピーク時期を把握しておくと被害を最小限にできるでしょう。クラゲの種類ごとに刺されやすさや毒性が異なるため、事前に特徴と出現タイミングを知ることでリスクを減らせるからです。

 

とくに注意するべきクラゲの種類や発生ピークは以下の通りです。

 

クラゲの種類 発生時期 主な発生場所 毒性 特徴
ハブクラゲ 6月〜9月(7月〜8月がピーク) 県内全域 非常に強力な毒性。刺されると激痛や呼吸困難、重篤な場合は死に至ることも。 体が透明で触手が長いため視認しづらく、水際まで接近する習性がある。
カツオノエボシ 6月〜9月(7月〜8月がピーク) 県内全域(2025年6月現在は北谷町や久米島イーフビーチで確認済み) 神経や心臓系に作用し、「電撃を受けたような鋭い痛み」と例えられる。 体が青く、触手が長い。
アカクラゲ 6月〜9月(7月〜8月がピーク) 県内全域(穏やかな入り江・岩場周辺・プランクトン豊富な潮だまり に集まりやすい) 火傷のような強い痛み と 紅斑・水疱 を伴い、まれに アナフィラキシーショック を起こす場合も。 傘の赤色と放射状の縞模様はあるものの、透明部分も多いため 見つけにくい。

上記の表を参考に、訪れるビーチのクラゲ事情を事前にチェックしてから泳ぎに行きましょう。

クラゲに悩まず沖縄の海を楽しむ3つの対策

沖縄 海

クラゲに刺されずに楽しむには、以下の3つの対策が効果的です。

 

  • 防御ネットが設置されているビーチで泳ぐ
  • ボートチャーターや陸上アクティビティ
  • ラッシュガードの着用

 

環境選びや遊び方を工夫すれば、刺されるリスクを大幅に減らせます。しっかり対策をして沖縄の海を楽しみましょう。

防御ネット設置ビーチで安心遊泳

海浜監視員がクラゲネットを張っているビーチを選びましょう。クラゲ防御ネットのあるビーチを利用するだけで刺されるリスクが激減します。

 

ネットは浮遊クラゲの侵入を防ぎ、物理的にバリアを形成してくれるからです。

 

沖縄県衛生環境研究所のマニュアルでは毎年6月〜10月にビーチ入口へネット設置を行うよう管理されています。事前にビーチの情報を確認し、ネットが設置されているビーチを選んで泳ぎましょう。

 

クラゲネットが設置されているビーチは美ら水族館の資料で確認してください。

ボートチャーターや陸上アクティビティ

クラゲを気にしたくない方はボートで沖合に出るか、シュノーケリング以外のアクティビティ(シーウォークなど)で海を楽しむ方法がおすすめです。船上や陸地でのマリン体験ならクラゲを気にせず楽しめます。

 

海面下の浮遊物から遠ざかることで、刺傷リスクがゼロに近づきます。青の洞窟へのボートツアーや、ビーチ沿いのカヤック体験などが人気です。

 

小さな子供がいる方や、クラゲに抵抗がある方は海に入らないマリンスポーツを検討しましょう。

ラッシュガードの着用

肌を覆うラッシュガードはクラゲ刺傷のもっとも簡単で効果的なクラゲ対策です。薄手の布地でも触手からの毒針を防ぎ、直接的な皮膚接触をブロックします。ただ、刺されても毒針が皮膚に届きにくくなるというものなので、完全に被害を防げるわけではありません

 

マリンショップではUVカット機能付きの長袖ラッシュガードがレンタルできるお店もあります。必ず長袖・長ズボンタイプのラッシュガードを着用し、肌を露出しないようにしましょう。

万が一クラゲに刺されたときは海水や酢で洗い流す

応急処置としては、刺された部位を海水(真水ではない)で洗い流すことが最優先です。ただ、ハブクラゲは海水では効果がないので、酢(食酢)で洗い流します。

 

真水やアルコールで洗うと細胞が刺激され、毒針がさらに放出される恐れがあるためです。ビーチに常備されているシャワーやバケツの海水でまず洗浄し、その後医療機関での処置を検討しましょう。

 

  • ハブクラゲは酢(食酢)で洗う
  • カツオノエボシ、アカクラゲは海水で洗う

 

洗い流し方を間違えると、余計に毒針を発射するので焦らず慎重に対処してください。クラゲの種類がわからない場合はビーチの管理人に聞くのがおすすめです。

クラゲに刺されたときの応急処置

クラゲネットが設置されているビーチや長袖のラッシュガードを着用していても、クラゲ被害を完全に防げるわけではありません。

 

そこで、対策をしていても刺されてしまった場合の応急処置を紹介します。

 

海で遊んでいる最中に「電撃が走ったような痛み」があったときはクラゲに刺された可能性があるため、下記の順番に対処してください。

 

  • 海から上がり、刺された部分は擦らない
  • ハブクラゲは酢、その他のクラゲは海水で洗い流す
  • 触手をそっと取り除く
  • まだ痛みがある場合は氷や冷水で冷やす
  • 念の為病院へ

 

正しく対処すれば被害を最小限に抑えられます。焦らず慎重に処置をし、ビーチの管理人を呼びましょう。

9月の沖縄の海はクラゲ対策をして思いっきり楽しもう!

正しい知識と準備があれば、9月の沖縄の海でもクラゲを過度に心配することなく満喫できます。長袖のラッシュガードを着用し、クラゲネットが設置されているビーチを選ぶことでリスクを最小限に抑えられます。

 

  • 小さな子供がいる方やクラゲが苦手な方は、ボートや陸上のアクティビティがおすすめ
  • クラゲ対策をしていても刺される可能性はゼロではない。応急処置の手順はしっかり覚えておく

 

9月の沖縄の海ではクラゲ対策を万全にして、嫌な思い出を残さず思い切り楽しみましょう。

 

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